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格安中古BMWに乗ろう!

20万円で始めるBMWライフ。車選びのポイントからメンテナンスまで。

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「BMWは壊れる」の真実

これまで、格安中古BMWの選び方から注意点、メンテナンスなどについて記事をあげてきましたが、格安中古BMWに乗ってきた経験から、「BMWは壊れる」(壊れやすい、故障が多い)などと言った意見について考えてみたいと思います。

 

また、この記事を読むにあたって記事中に出てくる「故障」と「消耗」について明確にしておきたいと思います。

 

故障」とは

部品の破損、変形、あるいは汚れの堆積や熱などの特殊な外的要因による急速な劣化による機能不全に陥った状態

消耗」とは

経年劣化や正規の使用方法において想定され得る外的要因による緩やかな劣化による機能不全に陥った状態

 

 

これまでの記事

bmw200000.hateblo.jp

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故障の実例

ゴム・樹脂

クーラントホースやエキスパンションタンクの破損

クーラントホースの破損による水漏れは、BMWではよくあるケースです。これは、エンジンルーム内の熱と、何より経年劣化によるものです。定期的なメンテナンスを行っていれば、前もって防ぐことができるケースです。

しかし、ホースの劣化や見た目では確認がしづらく、定期交換を明示されている部品でもないため、破損して初めて劣化を知ることになります。定期的(7年7万kmくらい)に交換することで未然に防ぐことができますが、なかなか予防整備にお金を使う人は少ないようです。

この故障は、よくあるケースでありながら、その一方で破損すると走行は困難になります。被害は大きく、車に詳しくなければないほど、「BMWは壊れる」というフレーズから来る不安に駆られてしまいます。破損の仕方次第では、もくもくと蒸気があがり、見た目もなかなかショッキングと言えます。

 

ガスケット・Oリングの破損

続いてこちらもよくあるケースで、ガスケットやOリングの破損です。正確には劣化し、機能不全に陥ります。どちらもゴムが使われているケースが多いのですが、ゴムの質は日本車と比べ物にならないくらい低いです。数年で硬化し、痩せ、機能不全に陥ります。大抵は滲み・漏れといった軽度の症状で、すぐに走行不能に陥ることは少ないです。少し詳しい人であれば、定期交換・予防整備を心がけているポイントです。

あるいは、場所によっては多少の漏れは問題ありませんから、ある程度漏れているポイントが増えてまとめて対応するという強者もいるでしょう。

こうしたポイントは、ディーラーやショップに車検を依頼した際などにチェックされ、見積もりが提示されることになります。日本車に比べると高額なこともありますし、大量にあるガスケットやOリングの劣化が定期的に来るということは、車検のたびに修理が発生するということになります。車の所有者は、車に詳しくなければないほど「故障ばっかり」と思うことでしょう。

 

樹脂・ゴムパーツにご用心

以上の例では、どちらもゴムや樹脂製の部品の劣化による故障です。BMWを含め、多くの輸入車に使われる樹脂やゴム部品の質は、日本車のそれに比べて極めて低いです。特に動きが多い(※)ポイントに使われている樹脂やゴム部品は、日本車よりずっと早く壊れると考えてください。新車購入から3年3万kmくらい発生しても決しておかしくはありません。

※高温になる、圧力がかかる、引っ張られる、擦れる などなど

エンジンについて

BMWのエンジンは、大抵高く評価されています。

個人的には、唯一レーシングカーの血統をひくM3のS14エンジンを推したいところですが、一般にはシルキーシックスと呼ばれる直列6気筒エンジンが有名です。

エンジンの耐久性は?

エンジンの耐久性は高いです。国産車と大差ないでしょう。20万kmでも40万kmでも走ることが出来ます。ただし、長らく乗っている感想としては、国産車よりは繊細です。つまりメンテナンスが肝要です。しっかりとメンテナンスされていないエンジンは、そのツケが積もり積もって大きな故障や不調を招いてしまいます。もちろん直せますが、放置すればいずれ重大な故障を招いてしまいます。

メンテナンスにより、エンジンを保護し寿命を延ばすことにつながりますし、何よりフィーリングが回復します。メンテナンスが不十分なエンジンは、直列6気筒であっても、全くシルキーではありません。メンテナンスをしていれば、4気筒でも十分シルキーです。あえて聞かせる6気筒より、4気筒の方が基本的に静かです。振動は、どちらもありません。

 

AT(オートマチックトランスミッション)について

僕も、BMWに乗り始めたころにはとても気になっていたポイントです。どこで聞いたのかも定かではないのですが、漠然と「輸入車のAT」に不安があったのです。さて、その実態はどうでしょう?

ATF交換について

最近のBMWに関しては、ATFの交換は不要と明言されています。

しかし、消耗品である以上は交換した方が良いです。当然ながら、交換はできるように作られていますし、その手順もあります。メーカーとしては、AT内部の修理をしたとき(手順上、ATFを排出しなければならない)のみ、結果的にATFを交換することになると決めているようですが、要するに交換可能なのです。

ATは繊細で故障のリスクがあるというのは一面では真実ですが、無交換で長く乗った方がそのリスクは大きいと感じています。何より、交換するとフィーリングが幾分回復します。あまり深く考えず、エンジンオイルと同じように交換すれば良いと僕は考えています。

長くても10年10万kmで乗り換えるというのであれば、別にそのままでもいいと思いますが、せっかくBMWに乗るのであればフィーリングを大事にしたいと僕は考えています。

ATは壊れやすいか?

結論として、壊れやすいことはありません。

そもそも、ATはメーカー内製ではなく、別のトランスミッションメーカーが製造しています。ZFやGMや、トヨタ系のアイシンも採用されています。実際に、私個人の経験としても故障したことはありませんでした。1度滑りが出たことはありましたが、それも1度きりでした。20万km近くまで乗った車は4速のZF、15万km近くまで乗った車は5速のZFでした。故障の話は、検索するとちらほら出てきますが、気にしても仕方がないレベルではないでしょうか。国産でも検索すればちらほら見られますからね。

あ、ただし、ATのシフトチェンジ用のスイッチが壊れることは間々あります(^^; シフトレバーをガタガタ動かしたり、接点を磨くと一時的に解決するのですが、またすぐ再発して、結局交換する羽目になります。

センサーや電装品について

センサーや電装品の劣化は、やはり国産車に比べて早いです。特に熱が加わるエンジン回りの劣化は早まります。また、エンジン周りの場合には、漏れ出したオイルやクーラントをかぶることで、更に劣化が早まる場合もあります。

早ければ5年5万kmくらいから、運が良くても15年15万kmまでには劣化による故障が出てくるものが多いはずです。感覚値としては、10年10万kmで全体の2~3割ほどが故障もしくは不調をきたしてきている状態だと思われます。物によっては、故障しても気が付かないケースもあります。

灯火類、スターターモーターあたりはあまり故障例が多くありませんが、運悪く?僕はスターターモーターの故障の経験があります。ただし、それは使い方に原因があったためだと原因がわかっています。前オーナーが、エンジンがかかってもしばらくキーをひねりっぱなりにする人だったんです。

故障の真実

一番最初に挙げた故障の実例ですが、僕からすると消耗にあたります。しかし、一般的には故障と捉えられているかと思います。更に言えば、「日本車ではこんなに早く消耗しないからこれは故障だ」という考え方があると思います。おそらくではありますが、こうした故障が車検のたびに来たり、場合によっては1例目にあるように、突発的に車が動かせなくなってしまうことから、故障が多いというイメージが根付いているものと思われます。

 

つまり、「BMWが壊れる」というのは一面では真実であります。しかし、実際には「部品の消耗が日本車に比べて早すぎる」というのが真実であるように思います。

 

日本車であっても、これまで挙げたような故障はします。全く同じように故障します。

しかし、そこまでの年数と距離が全く違うのです。おそらく20年20万km乗った車からオイルが漏れたところで、「この車は壊れやすい!ダメだ!」と考える人はいないでしょう。しかし、それが5年5万kmで起こったらどうでしょう?日本車に慣れきっている人は「これはおかしい!故障だ!異常だ!」となってしまいます。

20年目となると、もう車もボロになってきますが、5年となると、2回目の車検です。場合によっては後継モデルすら登場しておらず、見た目はまだ新しいと感じられるはずです。しかし、中身が劣化し壊れる。このギャップにショックを受け、多くの人が「BMWは壊れる」という強い不安とイメージを持ってしまうものと思われます。

 

確かに長く日本車に乗れば、日頃のメンテナンスなど考えません。部品の故障やその修理は「異常事態」です。しかし、BMWでは日頃のメンテナンスが求められ、部品の故障やその修理は当たり前のことです。BMWに嫌気がさしたり、不安で乗るのを躊躇うようになる前に、もし今後もBMWに乗り続けたいのであれば、その考え方から改めてみましょう。ダメなら、別に無理に乗る必要はありませんからね。