中古BMWに乗ろう!

BMWの中古車選びのポイントからメンテナンスまでノウハウをご紹介。20万円で始めるBMWライフ。

MENU

BMWの維持費の実例紹介! 実際の維持費を計算してみた。

BMW Front

中古のBMWを買う多くの人が気にかけているであろう「維持費」についてお話しします。

おそらく、みなさん維持費についてたくさん調べられてからこちらにたどりついているのではないでしょうか。「BMW 維持費」「3シリーズ 維持費」なんて調べてみたりして、望むような答えが見つかったでしょうか?

おそらく見つかっていないと思います。

 

ここでは維持費についてのお話をします。

しかし、なかなか具体的な数字を示すことが難しいのです。なぜなら、部品の故障は使い方、それまでの整備、個体差(運)などの色々な要素が関係します。当たりの車を引き当てれば、10年間基本的なメンテナンスのみでトラブル知らず、なんてこともあり得ます。

 

ここでは、基本的なメンテナンス費用から故障まで、出来る限りの情報を詰め込んでご紹介します。

はじめに:僕のBMWの維持費は?

まず始めに、僕が乗っている(乗っていた)車の維持費の実例を紹介していきたいと思います。整備が好きで、古いBMWばかり乗っているため、予防整備(過剰整備)が多く、あまり参考にならないかもしれません。すべての記録を調べるのは大変なので、中古で購入を検討される方も多そうな2車種をピックアップしてみたいと思います。

金額は、正確に覚えていないものもあるので、おおよその金額です。

2005年式 3シリーズ(E46)の例

2015年までの4年ほど乗っていました。

基本的なメンテナンス(後述)を除いての故障はカムシャフトセンサーの故障とスターターモーターの故障です。その他は全くの快調。ATが一度滑ったような感触がありましたが、その一度きりでした。また、消耗品としてタイヤとブレーキパッド、ブレーキローター、ショックアブソーバーを交換しています。

4年という短い期間ながら、かなりの距離を走行し、手放したときには17万kmを超えていました。サイズも今となってはコンパクトで小回りが利き、走れば楽しく、大変良い車でした。

  • カムシャフトセンサー:7000円(社外品/Febi)
  • スターターモーター:4000円(純正品/中古をヤフオクで入手)
  • ブレーキパッドおよびローター:23000円(社外品/TRW)
  • タイヤ:30000円(DUNLOP LE MANS)
  • ショックアブソーバー:50000円(社外品/BILSTEIN)

カムシャフトセンサーは定番の故障個所です。DIYも難しくなかったためDIYとしましたが、スターターモーターは事例も少なく交換も大変だったためショップへ依頼しました。馴染みのショップでしたので中古品で対応して頂けましたが、新品を購入した場合には信頼できるOEM品でも30,000円ほどになるかと思います。

(社外品・OEM品・純正品の違いはこちらで詳しく解説しています:BMWの部品の種類と購入方法 - 中古BMWに乗ろう!

工賃は約30,000円かかりました。手間を考えると安いともとれる金額です。使い方が悪かっただけで、普通はなかなか壊れません。17万kmという距離ながら、オルタネーターやエアコンのコンプレッサー、燃料ポンプなどの距離と年数が増えると問題が出てくる大物たちもまったく問題ありませんでした。ATだけはヒヤヒヤさせられましたが、結局異常はなし。

定番のABS故障の警告がたまに点灯していましたが、無視して5万km以上走行。ちなみに試すとABSは動作していました。

基本的なメンテナンス(後述)と消耗品以外でかかったのは4年間で計41,000円。

消耗品(工賃込み)を入れても、4年間で計200,000円ほどです。

なお、壊れてもないのに交換した予防整備には70万円ほどを費やしています。もしかすると、この予防整備のお陰で免れた故障もあるかもしれませんね。

2003年式 5シリーズ(E39)の例

気に入って現在も乗り続けている1台です。手放しました。

大抵、3年もすると飽き始めるのですが、これはなかなか飽きそうにありません。そこまで古くないのに、クラシカルな雰囲気が漂っていて、今のBMWにはない重さが残っている最後の世代です。

走行距離の少ない1台を購入し、既に3年と数か月経過しています。

この車を選ぶときは、しっかりと選び抜いたこともありほとんど故障はでていません。実害はないものの1度エラーが出たため交換したタンクベントバルブと、まだまだ修理の必要がなかったオイルのにじみを修理したことくらいでしょうか。

消耗品としてタイヤとショックアブソーバーを交換しています。

予防整備であれこれやりましたが、異常があっての修理は上記2点のみです。後者は、あまりに手がかからなくてつまらないので、異常がないか点検して細かいところでもいいから直しておいて、と依頼した経緯があります。

  • タンクベントバルブ:4,000円(社外品)
  • オイル漏れ(オイルフィルターハウジング、VANOSホース):15,000円(純正品)
  • タイヤ:100,000円(ミシュラン Pilot Sport 3)
  • ショックアブソーバー:160,000円(BILSTEIN B12 Pro kit)

基本的なメンテナンス(後述)以外でかかったのは3年間で計29,000円。

贅沢なタイヤとショックアブソーバーを含めても3年で29万円ほどです。

なお、壊れてもないのに交換した予防整備には30万円ほどを費やしています。もしかすると、この予防整備のお陰で免れた故障もあるかもしれませんね。

維持費を振り返って

以上、購入を検討される人も多いであろう2車種の維持費の例を示しました。

良い車を選ぶこと、不要な整備をしないことに気を付ければ、維持費は決して高くありません。確かに日本車ほどの耐久性・信頼性はありませんし、ふいに大物が故障するリスクもあります。部品自体も高額です。

しかし、維持費を理由に購入を止めるほど、ハードルは高くありません。

 

車選びに関していくつか記事を書いていますので、参考にしてみてください。

基本的なメンテナンス

基本的なメンテナンスについてご紹介します。

車を維持する上で必須となる整備項目です。もちろん、メンテナンススパンを伸ばすことも出来ますが、安全を損なったり、車に負担をかけて余計な故障を招く原因になります。なお、以降で示す金額は目安です。ショップでかかる費用は、ショップによって大きく変わることもあるため、多目に見積もっている項目もあります。

維持費を抑えたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。

エンジンオイル交換

エンジンオイルの交換サイクルは、エンジンとオイルの進化と共に伸びています。

しかし、実際のエンジン内部を見ると、汚れやオイルの劣化は確実に進んでいます。10万km乗れれば良いとか、フィーリングが悪化しても良いというわけではなければ、メーカー推奨よりも短めのサイクルでの交換をおすすめします。

 

早すぎると言われるかもしれませんが、私は遅くとも3か月もしくは5000kmを目安に交換しています。このサイクルを他人にまで勧めるつもりはありませんが、遅くても以下のサイクルでの交換をお勧めしたいです。

  • エンジン型式がNから始まるモデル:1年1万km
  • エンジン型式がMから始まるモデル:半年5000km

なお、2005年前後を境にエンジンが刷新されてNから始まるモデルに移行しています。4気筒エンジンは3シリーズでいうとE46、6気筒エンジンは3シリーズでいうとE90、5シリーズであればE60からNから始まるモデルに移行しています。

 

オイルの量は、エンジンによりますが5~7リットルくらいです。

欧州車はオイルでエンジンを冷やすという考え方があるため、日本車やアメリカ車と比べるとオイルの量が多めになっています。2000年以降の車は、カストロール社の化学合成油を純正指定としています。CASTROL EDGEで見ると、市場価格は5W-30で1000円/1Lほどです。

なお、オイルフィルターは1000円~2000円ほどで購入できます。

 

DIYであれば9,000円ほど。

ショップに依頼すると、高めに見積もって20,000円程度でしょう。オイルフィルターを交換すると、工賃を入れて1000円~2000円程度プラスになるはずです。

なお、僕が使ってきた実績からすると、安い化学合成油でも問題ありません。フィーリングが落ちるのが速いため、交換サイクルは早めにすることをお勧めします。ある程度流通しているものであれば問題ないでしょう、例えばTAKUMIとかシーホース シングラウドとか。

 

と、いうことで、最良の選択(交換早め&良いオイル)をしたとしても、エンジンオイル交換にかかる維持費は以下の通りです。フィルターは2回に1回の交換をするものとして計算しています。

DIY:9,500円/年

ショップ:21,000円/年

 

DIYで、安価なオイルを使うことで、更に半額程度まで費用を抑えられるでしょう。

なお、化学合成油指定でない更に古いモデルでは、更に交換費用は安くなりますが、そこまで遡ると、維持費を気にする人が乗るには難しくなってくる側面もありますので、あえて言及はしていません。

 

クーラント交換

最近では不要などと言われますが、こちらも劣化しますので交換をおすすめします。

私の場合、純正あるいはそれ相応の良いクーラントを使っているのであれば4年。安価な社外品を使用している場合には2年で交換していますが、その1.5倍は見ても良いと思っています。

ただし、冷却系の修理などで、ついでにクーラントも交換されるケースが多く、クーラント交換のみを意識して行うことは少ないかもしれません。

安価なクーラントとしては、例えばこちら。

 純正や相当品としてはこちら。

使用量としては、原液であれば2~4リットル。希釈済みのものであればその2倍ほどは欲しいです。金額としては、安価なものを選ぶと3000円ほど、高価なものを選んでも5000円ほどで済むはずです。結果的に長く使える純正品や相当品をおすすめします。

なお、ショップではこれまたクーラントの価格が高くつきます。

DIY:900円/年

ショップ:5,000円/年

ブレーキフルード交換

ブレーキフルードは、確実に劣化が進みます。

ブレーキのフィーリングや機能に関わる消耗品ですから、確実に交換したいところです。2年に1回、車検のたびに交換するケースが多いと思います。

実際には車検2回に1回でも行けますが、車検ごとの交換をおすすめします。

ブレーキフルードはDOT4を入れておけば間違いないでしょう。1Lで2000円~3000円ほどで購入できます。

なお、DIYでも実施できますが、2人以上での作業をおすすめします。

1人でもできる道具もありますが、命に関わる整備で、その道具をどこまで信頼できるでしょうか?僕はできないので、2人で作業するか、ショップに依頼します。

車検と一緒にショップに依頼するのがおすすめですね。

BMWに強いショップに車検を依頼すれば、ブレーキフルードの交換も提案してくれると思います。

大体、1度で500mlあれば十分ですから、費用はこれくらい。

ショップに依頼すると、工賃が10,000円くらいは取られるのが一般的です。

DIY:500円/年

ショップ:6000円/年

 

エアクリーナーエレメント交換

エンジンが吸い込む空気を綺麗にしてくれるフィルターです。

ディーラーだと、掃除をしながら結構長く使い続けようとするのですが、高い部品でもないので定期的に交換すると良いでしょう。1年に1度は汚れを掃除してやると良いです。

掃除をしながら4年くらいは平気で使い続けることができます。気になる方は早めに交換しても良いでしょう。

純正品でも3000円程度です。少し安い社外品を買っても、有名メーカー製であることが多いです。本当に簡単な作業ですから、DIYをおすすめします。

ショップに依頼するときは、車検や他の整備のついでに依頼すると、工賃くらいはサービスしてくれるかもしれません。

DIY:750円/年

ショップ:1000円/年

 

エアフィルター交換

外気導入をしたときに、外気中のゴミや匂いを取り除いてくれるフィルターです。

気持ちよく乗るためにも、1年に1回の交換をおすすめします。

 安いもので2000円ほど、高いものでも5000円はしないと思います。

高いものですと、脱臭やアレルギー物質を除去したりと、高機能になります。

本当に簡単な作業ですから、DIYをおすすめします。

ショップに依頼するときは、車検や他の整備のついでに依頼すると、工賃くらいはサービスしてくれるかもしれません。

DIY:3000円/年

ショップ:4000円/年

ワイパーゴム交換

ワイパーゴムの寿命は1年です。

綺麗なふき取りのためにも、1年ごとの交換をおすすめします。

ワイパーは、モデルによってゴムだけ交換出来たり、ブレードごとの交換になったりします。工賃も含めると、10,000円ほど取られることもありますから、DIYをおすすめします。

また、BOSCHなどのブレードを買うと、その後はBOSCHの替えゴムが使えるというブレードも市販されていたりします。好みや経済状況にあわせて選ぶと良いでしょう。

DIY:4000円/年

ショップ:8000円/年

車検

2年に1回義務付けられている車検です。

車検では、下回りを含めていくつかの決まったポイントがチェックされます。

自分で車検を通す、ユーザー車検をしても良いですが、せっかくの点検の機会ですから、ショップに依頼する方が良いでしょう。私も普段のDIYの答え合わせとして、車検だけはショップに依頼しています。当然工賃はある程度かかりますが、一通り異常がないかチェックしてもらうことが出来ますし、一緒に何か整備をしてもらう場合には、割安な工賃で作業してもらえる可能性があります。

特に馴染みのショップでは、一緒に作業を融通してもらいやすくなりますから、普段はDIYの方であっても、たまにはショップに作業を依頼して、馴染みのショップを作っておくのがおすすめです。

 

費用としては、税金類から成る法定費用で70,000円~100,000円ほど。

これに加えて、工賃や必要な整備費用がかかります。

工賃は20,000円~40,000円ほどのところが多いでしょう。整備は必要に応じて実施しますが、車検に必要な整備だけであれば、10万円もいかないことが多いでしょう。

 詳しくは以下の記事で解説しています。

BMWの車検は高くない。これがわかれば車検の心配は無用! - 中古BMWに乗ろう!

 

 

基本的なメンテナンスまとめ

以上、基本的なメンテナンスをまとめました。

総額としては、以下の通りとなります。

 

DIY:48,650円/年

ショップ:96,000円/年

 

これは、複数年に1回のメンテナンスも1年換算して含めた金額で、車検も含んでいます。一般的な国産車とそう差がないことがおわかりいただけるはずです。

しかし、こうした基本的なメンテナンス費用に大きな差がないのはどのメーカーも一緒です。差がついてくるのが、ふいの故障であったり、国産車とは少し考え方の違う消耗品の存在です。

引き続き紹介していきます。

消耗品のメンテナンス

ブレーキパッド

ブレーキパッドは2万km~3万km程度ですり減ってきます。

高速道路の比率があがれば、4万km、5万km経ってもまだまだ残量たっぷりというケースもありますので、使い方によるところが大きいです。

ブレーキパッドにはセンサーがあり、ある程度すり減ると警告灯が点灯します。センサーは物理的にパッドと一緒に削られることで点灯する仕組みです。点灯しても、まだいくらか残りがあるのですが、センサーが点灯するとセンサーも交換が必要になるため、警告灯が点灯前に交換するのが理想です。

ブレーキパッドは前後セットで10,000円~20,000円ほど。

センサーは1つあたり1,000円~2,000円ほど。

ショップに依頼した場合には、部品代は少し上がり、工賃は前後あわせて10,000円~20,000円ほどでしょう。

 

DIY:7,500円/年

ショップ:20,000円/年

1年1万kmを走行するものとして、2年毎に交換する場合の費用例です。

実際には1年1万kmくらいの走行距離であれば3年毎くらいになると思います。渋滞の多い街中ばかりを走らなければ2万kmでセンサーが点くまで減ることはないと思います。

ブレーキローター

ブレーキローターは、4万km~6万kmほどですり減ってきて、交換を勧められます。

ブレーキパッド同様、走行条件によって減り方が変わります。渋滞の多い街中ばかりを走るわけでなければ、10万kmくらいまではもつことも珍しくありません。

ブレーキローターは前後あわせて20,000円~40,000円ほど。

工賃は20,000円ほどでしょう。実際にはブレーキパッド交換を一緒に交換することが多いでしょうから、もう少し節約できるはずです。

 

DIY:5,000円/年

ショップ:12,000円/年

1年1万kmを走行するものとして、6年毎に交換する場合の費用例です。

タイヤ

タイヤは、国産車であっても変わりありませんね。

タイヤのサイズによって異なりますが、1990年代であれば15インチ~16インチ、2000年代の車では16インチ~17インチ、2010年代では17インチ~18インチが主流となるでしょう。

 

ここでは17インチを例にとって紹介します。

もちろん、安いアジアンタイヤを選ぶこともできます。それでも構わないのですが、せっかくのBMWですからもう少しだけお金を出してみましょう。

 

例えば、アジアンタイヤに迫るほどではありませんが、かなり安価なピレリのCINTURATO P1。有名メーカーのタイヤとしては驚異的に安価で、BMWオーナーのユーザーも多いです。コストパフォーマンスが優秀で、評価も高いです。1本7000円~8000円。

最近では、タイヤのネット価格の安さが顕著であり、当初は持ち込みタイヤ交換に否定的だったタイヤ屋さんたちも、積極的にタイヤの持ち込み交換を受け入れています。

BMWに強いショップの場合には、受け入れてくれる場合もあれば工賃を上乗せされる場合もあると思いますので、最寄りの持ち込み歓迎のショップを探すと安くあげることができるはずです。

持ち込みを歓迎してくれるショップの工賃は10,000円程度のお店が多いでしょう。

 

DIY:-

ショップ:9,500円/年

4年に1回の交換、タイヤは「ピレリ CINTURATO P1」で計算しています。

消耗品のメンテナンスまとめ

以上、割と一般的な消耗品のメンテナンスです。

私からすると、ここも消耗品だろう、というところもあるのですが、そちらは「定期的な交換を推奨される部品」で紹介したいと思います。

 

総額としては、以下の通りとなります。

 

DIY:22,000円/年

ショップ:41,500円/年

 

快適性を高めるメンテナンス

快適性を高め、BMWらしい気持ちよい走りを取り戻すためのメンテナンス項目です。

安全性にも関わる部品ですが、ここでは快適性を高めるメンテナンスとして紹介します。

ショックアブソーバー・マウント

ショックアブソーバーとそのマウントです。

どちらも快適性に大きくかかわるほか、走行安定性にも関係します。

ショックアブソーバーの交換には以下の3つの方法があります。

 

  • 純正品を使う
  • 社外の補修用部品を使う(純正と同等品)
  • 社外のサスペンションキットを使う

 

まともにディーラーで購入する純正品を買うと、とんでもない高額になってしまいます。社外の補修部品が、ビルシュタインやモンロー、ザックスなどの有名メーカーから用意されていますので、それらの使用をおすすめします。

価格はネットで買えば50,000円~70,000円ほど。ショップに依頼しても100,000円はしないはずです。マウントは同様に前後あわせて30,000円ほどでしょう。

3番目の選択は、カスタムの領域ですね。価格も100,000円~400,000円あたりまで幅広いですが、ここでは言及しません。

工賃は、20,000円~40,000円程度と、ショップにより幅があると思います。

 

ショックアブソーバーの劣化は、4年4万kmあたりから出始め、完全に劣化するのは7年7万kmくらいでしょう。これは乗り方によって多少変わることがあります。

サスペンションアーム・ブッシュ

サスペンションアームや、アームの連結部に使われるブッシュです。

ショックアブソーバーとあわせて交換できると理想ですが、ショックアブソーバーよりは長持ちしますので、ショックアブソーバーの交換2回に1回と考えて良いかもしれません。

ただし、そうすると交換するころには完全にボロボロです。

アームの本数や価格、ブッシュのみ交換できる場所の有無など価格は幅広いですが、基本的に新しければ新しいほど交換費用は高額になります。理由は、アームの本数が増えたことや、ブッシュのみの交換ができず、アームごとの交換が必要なこと、そして素材がアルミへと変わったことです。

 

ピンポイントで主要部品だけを交換するのがおすすめで、ショップでの相談や十分な検討をおすすめします。すべてを交換すると、部品代だけでも200,000円はくだらないでしょう。予算に余裕があり、走りの質感を回復させたい時に、予算を決めてショップに相談に行くのが良いでしょう。

エンジンマウント

10万kmころから劣化が気になり始めます。

15万kmにもなると、アイドリング時の振動がかなり気になり始めます。

そんな時に交換したいのがエンジンマウントです。

セットでミッションマウントも交換するのがおすすめです。

エンジン自体に問題がない限りは、アイドリング時の振動がピタリととまり、効果を明白に実感できる部品です。

部品は15,000円~25,000円ほど、工賃は20,000円~30,000円ほどでしょう。

ミッションマウントとあわせて交換することで工賃を節約したいところです。

ミッションマウント

エンジンマウント同様、走行距離が伸びてくると気になる振動の発生の原因となります。部品は5000円ほど、工賃は工賃は20,000円~30,000円ほどでしょう。

エンジンマウントとあわせて交換することで工賃を節約したいところです。

定期的な交換を推奨される部品

以下の記事で、メンテナンスが必要な個所や弱点について紹介しています。

「メンテナンスプランを考える」の項目では、どんな部品をいつ交換すべきか?いつごろから故障のリスクが上がり始めるか?が記載されています。

bmw200000.hateblo.jp

 

こちらの記事の中で、定期的な交換を推奨する部品として、以下のようなものをあげています。

 

エンジン周り

  • エンジンオイル:5000kmもしくは1年 ※エンジンを綺麗に保ちたい場合
  • エンジンオイルフィルター:エンジンオイル交換2回に1度
  • エアフィルター:20000kmもしくは2年
  • ベルト:30000kmもしくは3年
  • ベルトテンショナー:70000kmもしくは7年

 

水回り

  • ラジエーター:70000kmもしくは7年
  • クーラント:2年
  • エクスパンションタンク:70000kmもしくは7年 ※心配なら更に早くても良い
  • ウォーターホース:70000kmもしくは7年
  • ウォーターポンプ:70000kmもしくは7年
  • サーモスタット:70000kmもしくは7年
  • 水量センサー:70000kmもしくは7年 ※通常はエクスパンションタンクとセットで交換
  • 水温センサー:70000kmもしくは7年 ※通常はクーラントホースとセットで交換

 

その他

  • バッテリー:5年
  • オルタネーター:7年
  • フューエルフィルター:70000kmもしくは7年

 

上記部品をすべて交換すると、使う部品の種別(こちらで詳説)にもよりますが、多目に見積もって30万円ほどかかります。ほとんど、すべての部品の交換スパンを7年としているのは、私の経験からの目安です。DIYであれば、費用は半分程度に抑えられるかもしれません。

7年より前に運悪く壊れることもありますし、運良く10年以上もつこともありますが、7年あたりを目安に交換していくことが望ましいと考えています。

単純に30万円を7年で割ると、43,000円/年となります。

 

その他の故障の修理

定期的な交換を推奨される部品」で、多くの部品を網羅していますが、距離や時間では読みにくい部品も数多くあります。

オイル漏れ

最も代表的な故障として、オイル漏れがあげられます。

以下の記事で詳細に解説していますが、オイル漏れの修理は緊急を要さないものが大半です。是非修理を先延ばしし、別の修理と一緒に作業を依頼して工賃を節約しましょう。

なぜなら、オイル漏れの修理費用の大半は工賃だからです。

交換部品としては、安価なOリングであれば1,000円程度。

高価なホースだとしても10,000円程度です。

後者のホースは、部品点数にするとごく一部ですので、大抵の修理では部品代は微々たるものなのです。

 

オイル漏れは、3年目くらいで発覚しはじめることもありますし、10年以上長らくもつこともあり、運次第です。いつ発症して、軽症なのか重症なのかも運次第です。

もちろんマメなオイル交換により多少は延命できますが、運(というか個体差)の方が大きいです。軽症・重症の判断やオイル漏れに関する詳細についても以下の記事をご参照ください。

bmw200000.hateblo.jp

センサー故障

続いてセンサー故障です。

こちらもよく聞く定番の故障ではありますが、なかなか距離や年数だけでは判断が付きにくいです。早いものでは新車保証期間内に壊れるケースもありますし、一方で10万km乗っても壊れないというケースもあります。

センサーは大抵、10,000円~40,000円ほどしますし、新しい車であればあるほど数も増える傾向にあります。

距離で劣化が判断できるものとしては、O2センサーがあげられます。10万km前後の型で、燃費が落ちてきた、パワーが落ちてきた気がする、たまに警告灯が点灯するが異常は感じない、という場合にはO2センサーが原因の可能性があります。

O2センサーを含め、大抵のセンサーは、壊れても車は動きます。しかし、燃費の悪化やパワーの低下など、様々な弊害が発生します。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

 

bmw200000.hateblo.jp

燃料ポンプ

燃料ポンプは、大抵10年10万kmくらいは問題なく使えます。

大抵の車は、20万kmでも問題ないでしょう。しかし、ここも個体差により、早めに壊れてしまうケースがちらほら見かけられます。

いつ壊れるとも予測が難しいのですが、部品代と工賃を合わせて、高くても50,000円ほどでしょう。

基本的には心配しても仕方がありませんし、不調を知ることや点検することは難しい部品です。事前に不調が出てくれればラッキー。突然死も多い部品です。

エアコンコンプレッサー

こちらも燃料ポンプと同様です。

30年前の車は故障しているものが多く、20年前だとそこそこ、10年前だと大半は元気です。なかなか過酷な環境で動いているパーツです。日本製の部品が使われているケースが多いです。

ここも個体差が多く、運次第です。

20年20万kmくらいから故障も出てくるでしょうが、それ以前に運悪く壊れてしまうケースもあります。もしかすると使用環境にも寄るのかもしれませんが、それを予想できるほどの知見はありません。

故障すると、コンプレッサーだけで済めば良いのですが、エアコン系統をすべて交換するケースが多いです。大抵は1か所が故障してしまうと、そこを交換しても次から次へ周辺部品が故障してきます。

すべて交換する場合には、20万円~30万円は見る必要があるでしょう。

ハブベアリング

タイヤの回転部についているハブベアリングです。

15年15万kmくらいで故障(異音)が出始めます。こちらも運や使い方によるところが大きいのか、10年10万kmを待たずに異常がでた例もありましたし、逆に17万km乗ったE46では全く異常はでませんでした。

異常があった1輪分だけの交換で部品をあわせて30,000円~40,000円ほどであることが多いでしょう。

その他の故障の修理まとめ

その他の故障のなかで、代表的と思われるものをあげてみました。

これらの故障は、なかなかタイミングが読めないものが

維持費を抑えるコツ

不要なメンテナンスをしない

不要というと言い過ぎですが、優先順位をつけたり、本当に必要なメンテナンスかどうかをしっかりと調べて理解したうえで判断しましょう。

良心的なショップを探し出せば、こうした点も含めて提案してもらえます。

 

関東中心ですが、有名どころのショップをこちらで紹介していますので、ご参考までに。

bmw200000.hateblo.jp

メンテナンスをまとめて工賃を節約する

点検で故障が見つかったり、自身で異常を見つけた場合には、すぐに修理せず今後のメンテナンスプランに付け加えましょう。

修理をする際、同じような場所にある部品の交換であれば、工賃を節約できます。また、修理をまとめることで、必然的に1度あたりの総額が上がりますので、値引きも期待できます。

ご自身で緊急度が判断できない場合には、点検に出すと良いです。

その後、故障に関して詳細な説明を受け、緊急度についても確認しましょう。

こちらの記事で紹介したような有名なショップでも、規模が大きいところでは点検料が取られてしまいます。点検料に納得がいかない場合には、事前に確認すると良いでしょう。

bmw200000.hateblo.jp

良い車を選ぶ

これがそう簡単にできたら苦労はしませんが、良い車を選ぶと修理に困ることもありません。僕は、最初の1台でやや失敗したものの、その後はなかなか良い車を選び出せているようで、そこまでお金がかかった記憶はありません。

車選びは、やはり経験が必要です。

また、素人はせいぜい展示車両から良い車を見つけてくることしかできませんが、良いショップに出会い、オークション会場で良い車を選んでもらうことが出来れば、良い車に出会える可能性も高まります。信頼できるショップであれば、そのショップで長らく整備してきた車を買うという手もありますね。

基本的なポイントについてはこちらで記事にしていますので、ご参考まで。

bmw200000.hateblo.jp

bmw200000.hateblo.jp

まとめ

ここまで、基本的なメンテナンスや車検、よくある故障などをまとめてきましたが、すべてをショップに依頼した場合の維持費の合計は180,500円/年となりました。これは多めに見積もっています。

 

2年に1回、3年に1回、果ては7年に1回を目安としたメンテナンスまで含めて計算した年額ですから、実際には毎年この180,500円がかかるわけではありません。

ほとんど手がかからない年もあれば、もっと手がかかる年もあるでしょう。

また、ショップによってはもっと安いところもあれば、高いところもあります。ディーラーであれば、この1.5倍くらいは見ても良いかもしれません。

 

一方で、積極的にDIYをするケースの維持費の合計は91,650円/年となりました。およそ半額です。

 

この維持費を見てどう感じるかは人それぞれでしょうが、やはり国産車よりはやや高い結果になるかと思います。故障の頻度次第ですが、国産車と同等~2倍程度を覚悟すれば、十分に乗ることが出来ます。もちろん悪い車にあたると、買ってすぐに修理に次ぐ修理で維持費が跳ね上がることもありますから、良い車を探しだすことが最も重要です。年間10万円。毎月1~2万円も積み立てておけば余裕で維持することができます。

 

 

維持に不安を持ち始めた方には、ここら辺の記事がおすすめです。

bmw200000.hateblo.jp

bmw200000.hateblo.jp