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100万円以下の中古BMWの実態とは?中古BMWは購入と維持について考える。

世の中には100万円以下で購入できる中古のBMWがたくさんあります。

果たして、これら「中古BMW」の実態とは?選んではいけないガラクタなのでしょうか?それとも玉石混合の狙う価値のある車たちなのでしょうか?

 

実際にこうした車を乗り継いだ経験からその実態を紹介したいと思います。

100万円の中古車の価値

まず初めにはっきりと述べておくと、100万円以下の車の価値はほぼゼロです

これは、BMWに限らず国産車であっても輸入車であっても適用できる事実です。

 

ではなぜ、0円ではなく100万円の値札が付くのでしょうか?

100万円の車が辿る道

100万円の車が辿る道はこんな風になっています。

1.前の所有者が車を乗り換える・手放すことを決意
2.買取業者やディーラーが買取もしくは下取り

0円もしくはサービス・おまけ程度に10万円程度の値がつくこともある。

また、買い取ってすぐに売ることができそうな車であれば10万円程度の値がつくことがある。

3.オークションへ出品

買取業者やディーラーで販売される車もあるが、大抵は数か月店舗に置いて売れなければオークションへ出品される。店舗に置かずにすぐにオークションに出品される場合も多い。廃車になる場合も。

4.オークションで落札

オークションで落札され、中古車販売業者の手元へ。

5.販売

必要に応じて整備や清掃を行い、店舗で販売する。

買い手がつかない場合には再度「3.オークションへ出品」に戻る場合もある。廃車になる場合も。

※なお、廃車になる場合には車屋さんとしては追加のお金はかかりません。車を購入する際にみなさんが支払うリサイクル預託金が使われます。

100万円の車の価格の内訳

100万円に以下と言っても、それが40万円なのか80万円なのかは非常に大きな違いです。0円の車が販売されるまでにどんなお金がかかっているのか見てみましょう。ここでは販売価格に直結する点のみ勘案します。

1.買取・下取りにかかる手間

買取・下取りを依頼した時に、車屋さんが車を見に来てくれたり、取りに来てくれたり、書類を用意したりと数時間の手間がかかります。実際に買取が成立しないケースもあれば、成立するケースもあります。買取を主力にしている業者であれば、買取が成立しなかった分のマイナスを、成立した時に補う必要もあります。

買取業者は、こうした諸々の手間賃と利益を加味して、それでも利益が出る買取金額を提示しなければなりません。

時間単価は様々ですが1~5万円程度の手間賃が想定されます。

2.買取・下取り後の保管・展示にかかる費用

買取した車は、所有者から引き取る必要があります。引き取り後、販売するのであれば必要な整備や清掃を行い、販売せずオークションに出品する場合でも一時的に店舗に保管しておく必要があります。

車1台分の場所代は地域によります。手間賃や整備、清掃にかかる費用もまちまちですが、純粋に買い取ったままオークションへの出品を待つ場合には1~3万円程度の費用が想定されます。

3.オークションへ出品する手間

オークションへの出品の手続きが必要になります。

必要な情報や書類をまとめて申請し、車をオークション会場へ運搬します。必要に応じて陸送を手配します。

4.オークションへの出品手数料

オークションの出品には手数料がかかります。

価格の設定は様々ですが1~3万円程度の費用が想定されます。

5.買取後の移動にかかる陸送費

陸送費は1~2万円程度の費用が想定されます。買取後に陸送して店舗に移動する場合には2倍の2~4万円程度の費用が想定されます。

6.オークションの成約手数料

オークションに出品した車が落札された場合には、成約手数料がかかります。

1~3万円程度の費用が想定されます。

 

ここまで1~6は買取業者が実際に負担する費用です。

これだけで10万~20万円程度の費用がかかることは容易に想像できます。例えその車が30万円で販売可能な車であったとしても、買取業者は0円か限りなく0円に近い価格しか所有者に提示できないわけです。

7.オークションに出品された車の確認の手間

販売業者がオークションの車を落札する場合、流石に何も見ずに落札することはありません。良心的な販売業者や専門的なショップであれば、オークション会場へ現物を確認しに行くでしょうし、そうでなくとも現地のプロに下見代行を依頼します。

オークション会場に現物を見に行く場合には近場のオークションでも半日はかかるでしょうし、代行を依頼すれば数千円の代行費用がかかります。1日がかりで複数台の車を確認することもあるでしょう。遠方であれば交通費や宿泊費もかさみます。

8.オークションの落札手数料

オークションで車を落札すると、落札手数料を支払う必要があります。1~2万円程度であることが多いです。

9.オークション会場からの陸送費

オークション会場から車を運ぶ場合に陸送にかかる費用です。1~2万円程度であることが多いです。

10.車の整備・清掃費用

車を販売するにあたって整備・清掃するためにかかる費用です。

11.販売までの保管・展示にかかる費用

販売まで保管あるいは展示するための場所代です。

 

ここまでが販売価格に影響する諸費用です。※若干多めに見積もっています。

0円で買い取られた車であっても、オークション会場を経て販売店にたどり着いた場合には、販売店の利益なども加味すると40万~50万円の値札がつかなくては、商売が成り立たないわけです。ここでは整備費用を一切加味していません。

また、オークションで販売する業者が販売時に利益を上乗せします。0円で買い取られた車は1万~30万円ほどで落札されることが多いです。

オークションで20万円で落札された車であれば、みなさんの手元に届くまでに60万~70万円はかかってしまうことがわかってくると思います。

12.消費税

当然ながら消費税が発生します。50万円の車で4万円ですね。

13.自賠責保険

車を購入する場合には自賠責保険に加入する必要があります。

14.リサイクル預託金

車を購入する場合にはリサイクル預託金を支払う必要があります。

15.車検

車検を取得する場合には車検の手数料や整備費用を支払う必要があります。

 

更に車を購入する場合にはこうした費用が掛かります。

車検では重量税や書類の作成、24か月点検や整備が必要な場合には整備費用が発生します。特別な整備が不要な場合でも20~30万円程度は想定されます。

0円で買い取られた車は60~70万円で買うことができる

つまり、0円で買い取られた車であっても、それを販売店から購入した場合には諸費用含めて60~70万円は最低でもかかることになります。それ以下の場合には、どこかに無理が生じていることが容易に想像することができるわけです。

ある程度の整備を施されていたり、オークションを経ていれば、100万円近くなっても不思議ではありません。

 

ただし、下取りした車やマニアックな車を、商売っ気のないお店が10~30万円程度で店頭に置いておくことは十分にありえます。

10年落ちのBMWの価値は0円

さて、100万円以下の車=価値がほぼゼロということをわかっていただけたことと思います。しかし、価値がゼロということが悪いということにはならないのです。

ここまで紹介したように、価値がゼロの車はオークションで1~30万円程度で落札されていますが、10年以上の年月を経たBMWは大体その価格帯で落札されています。中古車サイトなどを見ていただくと、10年経過したBMWは100万円以下の車も珍しくないはずです。更に12年、15年と経つとほぼ価値はゼロになります。

【中古BMW選び】格安価格帯のおすすめモデル【2017年版】 - 中古BMWに乗ろう!

100万円以下のBMWは玉石混交

つまり、10数年落ちのBMWであればどんなに状態が良かろうが悪かろうが価値がほぼゼロなのです。特にマニアックな車種やグレードを除けば、いくらしっかりと整備された車であっても、それが価格に反映されることは少ないです。

そのため、乗りつぶされたような車もあれば、まだまだ快調に走ることができる車も同じような価格帯にごちゃまぜになっているわけです。

 

アタリの車をひければラッキーです。

大事に長く乗ることもできるでしょう。

しかし、ハズレをひいてしまうと大変な目にあいます。

100万円以下の予算でBMWを楽しもう

このブログでは、中古BMWの選び方を紹介しています。

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年式(経過年数)から考える中古BMW選びと維持 - 中古BMWに乗ろう!

 

また、信頼のおけるBMW専門店を見つけ出し、良い車を選び出してきてもらうという手もあります。僕はこれまでコミコミ100万円以下の、価値のないBMWを何台も乗ってきましたが、ハズレにあたったことはありません。そのうち1台は、15万kmオーバーの車でしたが極めて快調でした。

 

リスクのある買い物ではありますが、今では味わうことのできなくなった往年のBMWの素晴らしさを是非感じてみて頂きたいものです。