中古BMWに乗ろう!

BMWの中古車選びのポイントから維持のコツ、安く維持するコツ、メンテナンスまでノウハウをご紹介。

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自分の車の状態を知ろう!BMWの弱点や点検方法など維持のポイントを紹介。

2018.6.20 加筆修正

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このブログでは中古BMWに安く楽しく乗るための様々な知識を紹介しています。

BMWを楽しく乗り、維持するためには、日頃のメンテナンスと十分な知識が欠かせません。

この記事では、BMWを維持する上で意識しておきたいポイントと、それに対する知識を紹介します。より深く愛車を知り、より深くBMWライフを楽しみましょう。

エンジン編

BMWのエンジンは繊細とも言われますが、一方で非常に頑丈です。
しっかりとしたメンテナンスを施すことで、そのフィーリングを維持したまま何十万kmでも走り続けることができます。

オイル管理

エンジンを快調に保つための秘訣は単純で、定期的なオイル交換です。

何はともあれ定期的なオイル交換を欠かさなければ、様々な点でエンジンを快調に、故障なく維持することができます。後述するようなエンジンのオイル漏れや周辺部品の故障すら、エンジンオイルを適切に交換することで予防することができるのです。

常識的な範囲(※)で車を使用する分には、あまり高いオイルを使う必要はありません。現在、AmazonにおいてCASTROL EDGEが異常に安く手に入る状況ですので、CASTROL EDGEを使うことをお勧めします。これはBMW純正指定と同等以上の性能があると認証を受けたオイルです。

4Lで3000円程度と恐ろしく安いです。

交換の頻度は乗り方や距離、季節にもよるから一概に言えませんが、遅くとも以下の目安で交換することで、エンジンの調子を長く保つことができます。

  • 2010年以降の車:10000kmもしくは1年
  • 2010年以前の車:5000kmもしくは半年

最近のBMWにはオイル交換のタイミングを示すインジケータがついています。

これは距離だけではなく乗り方まで考えてオイルの交換時期を考えてくれる優れモノですが、基本的に交換スパンが長く設定されています。メーカーの保証期間内だけ乗れれば良いということであればその交換頻度で交換していれば良いですが、保証期間外でも長く乗りたいのであれば、少し交換頻度を上げることをおすすめしたいです。

なお、2018年現在のメーカーの新車保証は最大で6年8カ月まで延長することができます。

※常識的な範囲の使い方とは、「サーキット走行」「渋滞路走行」「短距離走行」のようなエンジンの負荷が高い走行をしないということです。

 

なお、適切にオイル管理がされていないBMWを購入してしまった場合には、軽いオイル下がりやオイル上がりのためにオイルの減りが早まっている車両も存在します。あるいは適切にオイル管理をしていても、必ずいつかはオイル下がりやオイル上がりが起こり始めます。

その場合には、オイルの硬度を少しずつあげて、オイルの減りが抑えられるポイントを探してみましょう。

BMWのエンジンは多少のオイル消費を前提に設計されています。「3カ月に1回1L継ぎ足している」程度なら気にしなくても良いでしょう。しかし、それ以上のオイルの減りがある場合には硬度の変更をおすすめします。

オイル管理の状態をチェックする方法

ボンネットを開けてオイルフィラーキャップを開けてみましょう。

キャップの裏側やエンジン内を覗き込んでみてください。付着物がなく、悪臭がないこと、また内部は薄く黄色~薄茶色いオイルを纏いきれいだと良いです。

逆に付着物があったり、内部が茶色く汚れている場合にはオイル管理があまり良くなかったということです。

以降のオイル交換頻度を早めることで、少しずつ状態を上向けることができます。

オイル漏れ

エンジンを構成する部品は、ボルトとナットで固定されていますが、その隙間にはゴム製のパッキンが挟み込まれています。これによりオイルが漏れることなくエンジン内を循環しているわけです。

しかし、所詮はゴム製ということで、いずれ劣化してきます。

BMWのゴム製部品はすべて消耗品だと割り切って、日々確認しながら漏れを発見したら交換していきましょう。ただし、オイル漏れは基本的に緊急度が低いです。以下の記事も参考にしてみてください。

参考:BMWのオイル漏れが発覚!修理が必要?緊急度や添加剤、安価な修理方法をご紹介 - 中古BMWに乗ろう!

オイル漏れを発見した場合、「次の車検時にまとめて整備しよう」、「次の故障修理の時にまとめて整備しよう」といったメンテナンスプランを立てることで、維持費を安く抑えることができます。

なお、だらだら垂れるようなオイル漏れは早急に修理が必要です。

 

BMWを始めとした欧州車に使われているゴム製部品や樹脂製部品はおしなべて日本車の部品より質が劣ります。そのため、5年5万kmくらいで漏れてしまうこともあります。10年10万kmもつものもあるでしょうが、それ以上は運の要素が強いです。

先述の通り、基本的にオイル漏れの緊急度は低いため、発見し次第メンテナンスプランに組み込んでいけば良いでしょう。

イグニッションコイルとプラグ

イグニッションコイルは国産に比べてやや弱いように感じられます。

基本的にイグニッションコイルは使えば使うだけ劣化が進みます。また一方で、多くのBMWの整備記録を見ると、新車から間もない時点でイグニッションコイルを交換している車が多いことに気づきます。

プラグは日本製を使用していることも多く、プラグが問題となることは稀です。

しかし、以下の記事で紹介していますが、プラグ交換がイグニッションコイルの故障を予防する助けになります。

参考:【BMWの故障】イグニッションコイルの故障を予防しよう! - 中古BMWに乗ろう!

交換スパンは、3万km~6万kmごとが良いでしょう。

エンジンの状態が良い場合には、この交換スパンで交換しても体感できる変化はほぼないはずです。

「サーキット走行」「渋滞路走行」「短距離走行」などのシビアコンディションで車を使用している場合には、3万kmでの交換をおすすめします。逆にシビアコンディションでの使用がないのであれば6万kmでの交換をおすすめします。

エンジンの状態の確認方法

エンジンの状態の簡単な確認方法を紹介します。

エンジンを始動し、以下の2点を確認してください。

  • 異音がないこと
  • スムーズに始動すること

続いてアクセルペダルを何度か踏み込み、以下の3点を確認してください。

  • 異音がないこと
  • 重苦しさがないこと
  • 引っかかりなくスムーズに回ること

続いてタコメーター(回転計)を確認し、アイドリングの回転数が安定していることを確認してください。回転計の針がピタリと同じ場所を指すはずです。冷却水の温度が上がり、水温計の針が上がっていくと回転数が落ちます。水温計の針が中央を指すと、回転数の落ちは止まって、またピタリと針が安定しているはずです。回転計の針がピクピク動いて、実際にそれを振動として感じられる場合や、回転数が落ちてまた戻るような動きをしていないことを確認してください。

最後に水温計の針が中央の位置でピタリと動かないことを確認してください。正常であれば少したりとも動きません。 

エンジン編まとめ

  • 適切なオイル管理
  • オイル漏れはいつか直す
  • 酷いオイル漏れはすぐ直す
  • プラグを定期的に交換する
  • 「エンジンの状態の確認方法」を参考に定期的にエンジンの状態を確認する

水回り編

BMWの主たる弱点といえば、この水回りがあげられます。

正確にはゴムや樹脂の部品全般が弱点ということになりますが、水回りにはゴムと樹脂の部品が多用されています。その一方で、水回りの故障は即不動車にもつながりますので、早めの対応が求められます。

構成部品

構成する部品は以下の通りです。

  1. クーラント
  2. ウォーターポンプ
  3. サーモスタット
  4. ホース
  5. ラジエーター
  6. サブタンク(エキスパンションタンク)
  7. ラジエーターキャップ
  8. 水温センサー
  9. 水量センサー

各部のポイント

 1. クーラント

クーラントは冷却性能を維持するために定期交換が必要です。

ただし、クーラントの性能も様々ですから、純正品や純正品と同等品であれば4年に1度は交換したいです。もし1L1000円を切るような安価なクーラントを使用するのであれば、その半分の2年に1度は交換したいです。

BMWは水温管理がシビアな車もあります。クーラントの劣化は何も良い結果を生まないので、是非定期的に交換してください。

なお、色は緑でも赤でもなんでも構いません。

2. ウォーターポンプ

これまでの経験から特別故障が多い部品ではありません。

しかし、水を送り出す羽が樹脂のモデルはここに破損リスクがあります。

とはいえ、樹脂の羽でも10万km以上平気に走る車も少なくないため、もし10年もしくは10万km以上交換されていない場合には、次の大きな整備のタイミングにウォーターポンプを入れると良いでしょう。

ここが破損するとエンジンの物理的な損傷やオーバーヒートの恐れもあります。もし10年10万kmを超えて、まだまだこの車に乗り続けたい、と思うのであれば予防整備(故障する前に交換する)が望ましいです。

また、どちらかというと多いのは、ウォーターポンプの取り付け部からのクーラント漏れです。パッキンが痩せてクーラントが漏れてしまいます。漏れ始めると、ウォーターポンプの周りに白い跡が残るため、漏れを発見することができます。

3. サーモスタット

ウォーターポンプ同様特別故障が多いとはいえません。

国産車などと同様に、突然固着するような例は少なく、段々と開き切らなくなったり閉じ切らなくなることで、水温の管理が甘くなります。

水温計の動きを確認して、一度安定した水温がふらふら上下に動くようならサーモスタットの異常を疑いましょう。

4. ホース

ここが一番故障の原因になりやすいポイントです。

繰り返し言うように、BMWのゴムや樹脂の部品の質は低いです。

ホースはゴムと樹脂で構成されている上、エンジンの熱や中を通るクーラントの温度変化、加圧、走行中の振動、整備時の衝撃などを受けて劣化が早いです。

年式が新しくなると信頼性は高まり、特に2000年台後半以降のモデルは信頼性が高まっているものの、普段の点検からホース周りにクーラントの漏れた白い跡がないかを確認してください。また、ホースに触れてゴムの柔軟性が失われていないかどうかも確認してください。

大抵の場合には徐々に漏れだしたり、ホースの一部が変形したり、触診すると新品の頃の柔軟性がなくなっていることがわかると思います。

ただ、突然激しく漏れ出す可能性もゼロではありません。

ホース自体はそれほど高くないので、リスクを負うよりは予防整備することをお勧めします。

10年10万kmくらいはもってしまうのですが、運が悪いともっと早いこともあるため交換時期を考えるのが難しいポイントです。

この記事の末尾で、BMWの弱点部品とその交換時期を解説した記事へのリンクを掲載しておきますが、その記事中では7年7万kmとしています。これはかなり安全マージンをとった交換スパンです。もし余裕があれば7年7万km、そうでなければ10年10万km。あるいは異常が発覚するまで粘るというのも一つの選択肢ではあります。

5. ラジエーター

ここもそれほど弱点ではありません。

また、ラジエーターの水漏れはホースやウォーターポンプほどいきなり致命的な問題になくことはなく、徐々に漏れ出す程度です。そのため定期的にラジエーター本体やクーラントの量を確認し、ラジエーターからの漏れが発覚した場合には、漏れ止め剤を試すか、次の整備の予定に組み込むなどの対応を取りましょう。

6. サブタンク(エクスパンションタンク)
7. ラジエーターキャップ

ここはセットで考えたい部品です。

ラジエーター横に設置された、縦長のタンクです。樹脂製のタンクで熱と加圧、振動による影響で劣化が早い部品です。ホースと同様に、基本的には小さな亀裂から徐々に漏れ出すため、日々の確認でクーラントの漏れた白い跡が見つかった場合には可能な限り早く交換したいところです。 

ホースと同様に、もし余裕があれば7年7万km、そうでなければ10年10万kmで交換できると、それ以降安心して乗り続けることができます。

水回りまとめ

 

  • 日頃からクーラントの量を確認する
  • 日頃からクーラントの漏れ(白い跡)がないかボンネット内を探す
  • 水温計に不審な動きがないかたまに目を向ける
  • ホースは柔軟性があるかどうかを確認する
  • 出来れば早めの予防整備をすることで安心して長く乗り続けられる
  • 1カ所が壊れたらまとめて他の部品も交換するという手もアリ

BMWの弱点:電装品

電装品と一口にいっても色々とあるのですが、代表的なものとしてエアコンのコンプレッサーとオルタネーターがあげられると思います。

エアコンコンプレッサー

ここの故障はそう多くありません。

基本的に日本製の部品が使われていることが多いです。日頃から使うようにする以外にはあまり対処のしようはなく、中古でBMWを買う場合にはエアコンが動くことを確認して買う必要があります。それ以外に対策の取りようがありません。

ここが壊れてしまったら諦めて交換するか、エアコンなしで乗るかを判断する必要があります。

オルタネーター

ここはBOSCHやVALEO製が多く、故障事例も間々耳にします。

交換の手間はそれほど大きくなく、部品はそこまで高くもありません。そのため壊れたら交換すれば良いのですが、万が一故障した場合には、限りなく短い距離しか自走はできなくなります。

事前に兆候を感じ取られるケースとして、キーンという異音がでたり、発電量が不安定になり関係のないエラーが出ることがあります。ただし、基本的に予兆を感じとることは難しいです。

燃料系と点火系

燃料系は国産車と大きな違いはありません。

燃料ポンプの寿命は個体差が大きいがやや短い傾向があるかもしれません。

後席の方からウイーンという異音が感じられたら交換時期かもしれませんが、異音がしたからといってすぐに壊れるわけではないので、オルタネーター同様の考え方で壊れたら交換すれば良いと思います。

 

燃料フィルターは10年10万kmで交換すれば良いでしょう。国産車と変わりありません。あまり交換による効果は実感できないと思います。

また、燃料ホースは劣化が見られた場合だけ交換すれば良いです。基本的には車検時の事前の下回りの点検で見つかることが多いです。もし車検の整備も自身で行う場合には、燃料ホースの劣化を確認してください。10年経過したら気にし始めて、15年経過したら交換を意識すると良いでしょう。

 

スターターモーターは使い方によっては早いうちに劣化することもあります。

エンジンが始動しているにも関わらずキーを捻ったままにすると劣化が早まります。ただし、そういった劣化を早める使い方をしたとしても、15万km程度はもつと思われます。 

その他(内外装など)

ボディについては国産車以上に分厚い鉄板と防錆塗装のお陰で、きちんとしたケアさえ欠かさなければ問題ありません。しかし、窓周辺のモールなど、樹脂・ゴムパーツは非常に弱く、劣化は防ぎようがありません。

屋根付きのガレージであっても時間の問題です。購入時にここが劣化していたとしても、あまり気にしてはいけません。どうせ劣化します。劣化したら交換するか諦めましょう。


内装は90年代、環境対策で非常に軟弱な接着剤ばかりが使われた時期があり、内装が経年劣化によりはがれる車が多かったです。しかし、2000年台に入り、かなり改善はされたものの、やはり国産車に比べてしまうとはがれは早いです。剥がれた場合には自身で固定しなおすか、部品ごと交換することになります。ただし、内装部品は高額なことが多いので、接着剤などを使ってうまく固定しなおす方法を考えると良いでしょう。

また、ドリンクホルダーなどの樹脂パーツも強度が弱く、折れてしまったり、表面が溶けたようにどろどろとし始めて交換を余儀なくされることもあります。90年代以前の車ではダッシュボード割れも散見されます。

こうした内装関係は交換を始めるとキリがなくなり、お金もかかるため、購入時に内装の状態はできるだけ良い車を選ぶことをお勧めします。

 

最後に、ウィンドウレギュレーターはBMWのすべての車種に通じる弱点です。

窓ガラスを上下させるための機構のことです。故障すると窓の開け閉めが出来なくなります。この故障が出た時は素直にあきらめて、交換しましょう。事前に窓の開閉時に異音がでるはずなので、異音が出たら窓の開閉は控えて、部品を手配するようにしましょう。 

まとめ

 

以上でおおよそのチェックポイントを網羅できたと思います。

オイル管理を欠かさずに、日々ボンネット内の様子を見て、水温計、タコメーターの動きに気を配り、異音や振動を気に留めるようにするだけで、突然の故障や無駄な出費を抑えることができます。

 

異常が見つかった場合には、メンテナンスプランを立てましょう。

もしDIYではなく、整備をショップやディーラーに依頼するのであれば、整備をできるだけまとめた方が工賃は割安になります。

 

車をより深く知り、より快適なBMWライフを送りましょう!