中古BMWに乗ろう! - 中古BMWの車選びからメンテナンス、安く維持するコツなどをご紹介

BMWの中古車選びのポイントから維持のコツ、安く維持するコツ、メンテナンスまでノウハウをご紹介。

BMWの中古車選びのポイントから維持のコツ、安く維持するコツ、メンテナンスまでノウハウをご紹介。


BMWの維持費の実例紹介!実際の維持費をすべて試算

2018.6.16 加筆修正

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おそらく、みなさん維持費についてたくさん調べられてからこちらにたどりついているのではないでしょうか。「BMW 維持費」「3シリーズ 維持費」なんて調べてみたりして、望むような答えが見つかったでしょうか?

おそらく見つかっていないと思います。

 

なぜなら、BMWの維持費はそれまでの車の使われ方と整備状況に依るからです。

しかし、BMWにおいて定期的に交換する部品というのはおおよそ決まりきっています。つまり、それをもとに試算することは難しくありません。

 

当ブログでは中古BMWを買い、維持するための様々な知識を紹介しています。もちろん他の記事で維持費に触れたこともありますが、今回は実例と合わせて具体的な維持費の想定をしてみたいと思います。

なお、当記事の末尾にて維持費に関する記事のリンクを張っておきますので、更に詳しく知りたい方はそちらもご参照ください。

 

ここでは、基本的なメンテナンス費用から故障まで、出来る限りの情報を詰め込んでご紹介します。

はじめに

この記事では最初に2台のBMWの維持費の実例を紹介します。

続けて、以下の4項目について実際にかかるであろう維持費を試算していきます。

基本的なメンテナンス 車の状態を維持するための基本的なメンテナンス項目です。
消耗品の交換 車を使うに従って徐々に消耗していく部品のメンテナンス項目です。
快適性を高めるメンテナンス 車を使うに従って性能が落ちる部品のメンテナンス項目です。
故障および定期的な交換を推奨される部品 経年劣化等によって劣化が進み、いずれ故障する部品のメンテナンス項目です。

 

もしあなたがBMWの購入を検討している段階であれば、以下の記事も是非あわせて御覧ください。

輸入車に挑戦したい車好きにBMWをオススメする理由 - 中古BMWに乗ろう!

維持の観点も含めた国産車とBMWの維持の違いについて述べています。

 

この記事では、私の所有したことのあるBMWのうちから2台の維持費の実例を紹介し、その後にメンテナンス箇所ごとのおおよそのメンテナンス費用を紹介します。

ここで紹介する内容はおおよその目安としてお考え下さい。ディーラーに丸投げすればもっと高くなるし、メンテナンスプランを練ってDIYをすればもっと安くなります。

実例紹介:私のBMWの維持費は?

まず始めに、実際に私が乗っていた車の維持費の実例を紹介していきたいと思います。整備が好きで、古いBMWばかり乗っているため、予防整備(過剰整備)が多く、あまり参考にならないかもしれません。すべての記録を調べるのは大変なので、中古で購入を検討される方も多そうな2車種をピックアップしてみたいと思います。

金額は、正確に覚えていないものもあるので、おおよその金額です。

2005年式 3シリーズ(E46)の例

2015年までの4年ほど乗っていました。

故障(消耗品を除く)
  • カムシャフトセンサーの故障
  • スターターモーターの故障

4年という短い期間ながら、かなりの距離を走行し、手放したときには17万kmを超えていました。サイズも今となってはコンパクトで小回りが利き、走れば楽しく、大変良い車でした。

修理費用
  • カムシャフトセンサー:7000円(社外品/Febi)
  • スターターモーター:4000円(純正品/中古をヤフオクで入手)

なお、私はDIYによるメンテナンスをしているために部品代しかかかりません。また、「スターターモーター」は滅多に故障する部品ではないため、中古品を入手して交換しました。新品を購入した場合には信頼できるOEM品でも30,000円ほどになるかと思います。工賃は30,000円程度とられるでしょう。

純正品・OEM品・社外品の違いはこちらで詳しく解説しています:BMWの部品の種類と購入方法 - 中古BMWに乗ろう!

これら3種類の部品を使い分けることで、BMWの維持費はぐっと抑えられます。

 

17万kmという距離ながら、オルタネーターやエアコンのコンプレッサー、燃料ポンプなどの距離と年数が増えると問題が出てくる大物たちもまったく問題ありませんでした。定番のABS故障の警告がたまに点灯していましたが、無視して5万km以上走行。ちなみに試すとABSは動作していました。

基本的なメンテナンス(後述)と消耗品を除く、いわゆる「故障修理」でかかったのは4年間で計11,000円でした。仮に上記2点をショップに依頼したとしても、90,000円程度でしょう。

特に故障はなかったため、車検に関しても10万円程度でした。

2003年式 5シリーズ(E39)の例

走行距離の少ない1台を購入し、3年半ほど所有しました

故障(消耗品を除く)
  • タンクベントバルブ:4,000円(社外品)
  • オイル漏れ(オイルフィルターハウジング、VANOSホース):15,000円(純正品)

基本的なメンテナンス(後述)以外でかかったのは3年間で計29,000円。

特に故障はなかったため、車検に関しても10万円程度でした。

維持費を振り返って

以上、購入を検討される人も多いであろう2車種の維持費の例を示しました。

良い車を選ぶこと、不要な整備をしないことに気を付ければ、維持費は決して高くありません。確かに日本車ほどの耐久性・信頼性はありませんし、ふいに大物が故障するリスクもあります。部品自体も高額です。

しかし、維持費を理由に購入を止めるほど、ハードルは高くありません。

 

車選びに関していくつか記事を書いていますので、参考にしてみてください。

基本的なメンテナンス

基本的なメンテナンスについてご紹介します。

車を維持する上で必須となる整備項目です。もちろん、メンテナンススパンを伸ばすことも出来ますが、安全を損なったり、車に負担をかけて余計な故障を招く原因になります。なお、以降で示す金額は目安です。ショップでかかる費用は、ショップによって大きく変わることもあるため、多目に見積もっている項目もあります。

各項目について解説していますが、一覧だけ見たい場合には「基本的なメンテナンスまとめ」までお進みください。

維持費を抑えたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。

エンジンオイル交換

エンジンオイルの交換サイクルは、エンジンとオイルの進化と共に伸びています。

しかし、実際のエンジン内部を見ると、汚れやオイルの劣化は確実に進んでいます。10万km乗れれば良いとか、フィーリングが悪化しても良いというわけではなければ、メーカー推奨よりも短めのサイクルでの交換をおすすめします。

 

早すぎると言われるかもしれませんが、私は遅くとも3か月もしくは5000kmを目安に交換しています。このサイクルを他人にまで勧めるつもりはありませんが、遅くても以下のサイクルでの交換をお勧めしたいです。

  • エンジン型式がNから始まるモデル(大体2000年台中ごろ以降):1年1万km
  • エンジン型式がMから始まるモデル(大体2000年台中ごろ以前):半年5000km

なお、2005年前後を境にエンジンが刷新されてNから始まるモデルに移行しています。4気筒エンジンは3シリーズでいうとE46の後期、6気筒エンジンは3シリーズでいうとE90、5シリーズであればE60からNから始まるモデルに移行しています。

 

オイルの量は、エンジンによりますが5~7リットルくらいです。

欧州車はオイルでエンジンを冷やすという考え方があるため、日本車やアメリカ車と比べるとオイルの量が多めになっています。2000年以降の車は、カストロール社の化学合成油を純正指定としています。CASTROL EDGEで見ると、市場価格は5W-30で800円/1Lほどです。

なお、オイルフィルターは1000円~2000円ほどで購入できます。

エンジンオイルの交換1回あたりの費用例
DIY 8000円
ショップ 20000円
エンジンオイルの交換頻度

通常であれば1年1万km。

もし渋滞が多い道を走行したり、短距離の走行が多いという場合には頻度を上げて半年5000kmが望ましいです。

 

なお、僕が使ってきた実績からすると、安い化学合成油でも問題ありません。フィーリングが落ちるのが速いため、交換サイクルは早めにすることをお勧めします。現在はBMW認証も取得済みのCASTROL EDGEが安いためこちらの使用をおススメします。

クーラント交換

最近では不要などと言われますが、こちらも劣化しますので交換をおすすめします。

私の場合、純正あるいはそれ相応の良いクーラントを使っているのであれば4年。安価な社外品を使用している場合には2年で交換していますが、その1.5倍は見ても良いと思っています。

ただし、冷却系の修理などで、ついでにクーラントも交換されるケースが多く、クーラント交換のみを意識して行うことは少ないかもしれません。

安価なクーラントとというのは原液で1L1000円を下回るような、例えばこうしたもののことです。

純正や相当品としてはこちら。

使用量としては、原液であれば2~4リットル。希釈済みのものであればその2倍ほどは欲しいです。金額としては、安価なものを選ぶと3000円ほど、高価なものを選んでも5000円ほどで済むはずです。結果的に長く使える純正品や相当品をおすすめします。

なお、ショップではこれまたクーラントの価格が高くつきます。

クーラントの交換1回あたりの費用例
DIY 5000円
ショップ 20000円
クーラントの交換頻度

純正品や相当品の良いクーラントを使っている場合には4年に1回が目安です。

しかし、上述の通りクーラント単体で交換することは稀かもしれません。

ブレーキフルード交換

ブレーキフルードは、確実に劣化が進みます。

ブレーキのフィーリングや機能に関わる消耗品ですから、確実に交換したいところです。2年に1回、車検のたびに交換するケースが多いと思います。

ブレーキフルードはDOT4指定です。1Lで2000円ほどで購入できます。

なお、DIYでも実施できますが、2人以上での作業をおすすめします。

車検と一緒にショップに依頼するのがおすすめですね。BMWに強いショップに車検を依頼すれば、ブレーキフルードの交換も当然のように実施してくれるでしょう。

大体、1度で500mlあれば十分ですから、費用はこれくらい。

ショップに依頼すると、工賃が10,000円くらいは取られるのが一般的です。

ブレーキフルードの交換1回あたりの費用例
DIY 1000円
ショップ 15000円
ブレーキフルードの交換頻度

2年に1回が目安です。

重要な作業ですので、車検の際にあわせてショップに依頼すると良いでしょう。ブレーキフルードの交換を単体で頼むより安く済むはずです。車検費用に最初から含まれている場合もあるかもしれません。

エアクリーナーエレメント交換

エンジンが吸い込む空気を綺麗にしてくれるフィルターです。

ディーラーだと、掃除をしながら長く使い続けようとするのですが、高い部品でもないので定期的に交換すると良いでしょう。1年に1度は汚れを掃除してやると良いです。掃除をしながら4年くらいは平気で使い続けることができます。気になる方は早めに交換しても良いでしょう。

純正品でも3000円程度です。少し安い社外品を買っても、有名メーカー製であることが多いです。本当に簡単な作業ですから、DIYをおすすめします。ショップに依頼するときは、車検や他の整備のついでに依頼すると、工賃くらいはサービスしてくれるかもしれません。

エアクリーナーエレメントの交換1回あたりの費用例
DIY 3000円
ショップ 7000円
エアクリーナーエレメントの交換頻度

4年に1回が目安です。

ディーラーでは更に長く使い続けます。毎年1回は取り出して掃除すると良いでしょう。

エアフィルター交換

外気導入をしたときに、外気中のゴミや匂いを取り除いてくれるフィルターです。

気持ちよく乗るためにも、1年に1回の交換をおすすめします。

高いものですと、脱臭やアレルギー物質を除去したりと、高機能になります。本当に簡単な作業ですから、DIYをおすすめします。ショップに依頼するときは、車検や他の整備のついでに依頼すると、工賃くらいはサービスしてくれるかもしれません。

エアフィルターの交換1回あたりの費用例
DIY 3000円
ショップ 7000円
エアフィルターの交換頻度

1年に1回が目安です。特に匂いが気にならないからと数年間使い続ける人もいます。

ワイパーゴム交換

ワイパーゴムの寿命は1年です。

綺麗なふき取りのためにも、1年ごとの交換をおすすめします。

また、BOSCHなどのブレードを買うと、その後はBOSCHの替えゴムが使えるというブレードも市販されていたりします。好みや経済状況にあわせて選ぶと良いでしょう。

ワイパーゴムの交換1回あたりの費用例
DIY 5000円
ショップ 10000円

ワイパーゴムの交換頻度

1年に1回が目安です。

もしワイパーのふき取りに問題がなければ使い続けてもかまいませんが、基本的に寿命は1年であることを念頭に入れてください。

車検

2年に1回義務付けられている車検です。

車検では、下回りを含めていくつかの決まったポイントがチェックされます。自分で車検を通す、ユーザー車検をしても良いですが、せっかくの点検の機会ですから、ショップに依頼する方が良いでしょう。私も普段のDIYの答え合わせとして、車検だけはショップに依頼しています。当然工賃はある程度かかりますが、一通り異常がないかチェックしてもらうことが出来ますし、一緒に何か整備をしてもらう場合には、割安な工賃で作業してもらえる可能性があります。

特に馴染みのショップでは、一緒に作業を融通してもらいやすくなりますから、普段はDIYの方であっても、たまにはショップに作業を依頼して、馴染みのショップを作っておくのがおすすめです。

また、ここまで紹介した「エンジンオイル」「ブレーキフルード」「エアクリーナーエレメント」「エアフィルター」「ワイパーゴム」などの効果は車検とセットで交換することで、工賃を安く抑えることができます。

もちろんDIYで実施済みであれば、それでもかまいません。

 

費用としては、税金類から成る法定費用で70,000円~100,000円ほど。

これに加えて、工賃や必要な整備費用がかかります。

工賃は20,000円~40,000円ほどのところが多いでしょう。整備は必要に応じて実施しますが、車検に必要な整備だけであれば、10万円程度で十分でしょう。

 詳しくは以下の記事で解説しています。

BMWの車検は高くない。これがわかれば車検の心配は無用! - 中古BMWに乗ろう!

基本的に部品や作業を含まない車検費用が輸入車だから高くなるということはありません。もしあるとすれば、そのショップが輸入車に弱いというだけでしょう

基本的なメンテナンスまとめ

以上、基本的なメンテナンスをまとめました。

まとめると以下の通りとなります。

DIYの場合(車検を除く)
メンテナンス項目 期間・距離 費用 1年あたりの費用
エンジンオイル交換 1年/1万km 8000円 8000円
備考:オイルフィルターは2回に1回。
クーラント交換 4年 5000円 1250円
備考:他のクーラント関係の整備と一緒に行うと良い。
ブレーキフルード交換 2年 1000円 500円
備考:車検時にまとめて行うのが良い。
エアクリーナーエレメント交換 4年 3000円 750円
エアフィルター交換 1年 3000円 3000円
車検 2年 100000円 50000円

合計:63,500円/年

ショップの場合(ディーラーはより高額)
メンテナンス項目 期間・距離 費用 1年あたりの費用
エンジンオイル交換 1年/1万km 20000円 20000円
備考:オイルフィルターは2回に1回。2回に1回は車検とまとめると安く済む。
クーラント交換 4年 20000円 5000円
備考:他のクーラント関係の整備と一緒に行うと良い。
ブレーキフルード交換 2年 15000円 7500円
備考:車検時にまとめて行うのが良い。
エアクリーナーエレメント交換 4年 7000円 1750円
備考:車検2回に1回、車検時にまとめると安く済む。
車検 2年 100000円 50000円

合計:84,250円/年

これは車検費用を含めた1年あたりの維持費の試算です。

車検を含めない場合には50,000円引くと良いです。大したことがないのがわかると思います。

しかし、こうした基本的なメンテナンス費用に大きな差がないのはどのメーカーも一緒です。差がついてくるのが、ふいの故障であったり、国産車とは少し考え方の違う消耗品の存在です。

引き続き紹介していきます。

消耗品のメンテナンス

ブレーキパッド

ブレーキパッドは2万km~3万km程度ですり減ってきます。

高速道路や渋滞の少ない郊外の道の走行が多ければ、4万km、5万km経ってもまだまだ残量たっぷりというケースもありますので、使い方によるところが大きいです。

ブレーキパッドにはセンサーがあり、ある程度すり減ると警告灯が点灯します。センサーは物理的にパッドと一緒に削られることで点灯する仕組みです。点灯しても、まだいくらか残りがあるのですが、センサーが点灯するとセンサーも交換が必要になるため、警告灯が点灯前に交換するのが理想です。

ブレーキパッドは前後セットで20,000円ほど。

センサーは1つあたり1,000円~2,000円ほど。

ショップに依頼した場合には、部品代は少し上がり、工賃は前後あわせて10,000円~20,000円ほどでしょう。

交換費用の例
DIY 24000円
ショップ 45000円
交換頻度

3年3万kmが目安です。使い方によっては、5年5万km程度もつことも珍しくありません。更に長くもつこともあり、使用状況に依存します。車検の際に残量が計測されます。

ブレーキローター

ブレーキローターは、4万km~8万kmほどですり減ってきて、交換を勧められます。

ブレーキパッド同様、走行条件によって減り方が変わります。渋滞の多い街中ばかりを走るわけでなければ、10万kmくらいまではもつことも珍しくありません。

ブレーキローターは前後あわせて30,000円~40,000円ほど。

工賃は20,000円ほどでしょう。実際にはブレーキパッド交換を一緒に交換することが多いでしょうから、もう少し節約できるはずです。

交換費用の例
DIY 30000円
ショップ 60000円
交換頻度

6年6万kmが目安です。8年8万km程度までもつことも珍しくありません。更に長くもつことも。

ブレーキパッド同様に使い方に依存します。

もしショップに依頼する場合には、車検の際にブレーキパッドやブレーキローターの残量が計測されます。もし残量が足りない場合には、車検と一緒にブレーキパッドとブレーキローターの交換を行うことで、全体の工賃を安く抑えることができるでしょう。

タイヤ

タイヤは、国産車であっても変わりありませんね。

タイヤのサイズによって異なりますが、1990年代であれば15インチ~16インチ、2000年代の車では16インチ~17インチ、2010年代では17インチ~18インチが主流となるでしょう。

 

ここでは17インチを例にとって紹介します。

もちろん、安いアジアンタイヤを選ぶこともできます。それでも構わないのですが、せっかくのBMWですからもう少しだけお金を出してみましょう。

例えば、アジアンタイヤに迫るほどではありませんが、かなり安価なピレリのCINTURATO P1。有名メーカーのタイヤとしては驚異的に安価で、BMWオーナーのユーザーも多いです。コストパフォーマンスが優秀で、評価も高いです。1本7000円~8000円。

BMWに強いショップの場合には、受け入れてくれる場合もあれば工賃を上乗せされる場合もあると思いますので、最寄りの持ち込み歓迎のショップを探すと安くあげることができるはずです。

交換費用の例
DIY 不可
ショップ 50000円

持ち込みを歓迎してくれるショップの工賃は10,000円程度のお店が多いでしょう。

 

交換頻度

4年4万kmが目安です。

ブレーキパッドやブレーキローター同様に、使い方に依存します。大半の場合、4年4万km程度はもつ場合が多いです。更に長いことも珍しくありません。。

消耗品のメンテナンスまとめ

以上、割と一般的な消耗品のメンテナンスです。 

まとめると以下の通りとなります。

DIYの場合(タイヤ交換を除く)
メンテナンス項目 期間・距離 費用 1年あたりの費用
ブレーキパッド 3年/3万km 24000円 8000円
備考:使い方により交換時期は大きく変わる。
ブレーキローター 6年/6万km 30000円 5000円
備考:使い方により交換時期は大きく変わる。
タイヤ 4年4万km 50000円 12500円
備考:使い方により交換時期は大きく変わる。

合計:25,500円/年

ショップの場合(ディーラーはより高額)
メンテナンス項目 期間・距離 費用 1年あたりの費用
ブレーキパッド 3年/3万km 45000円 15000円
備考:使い方により交換時期は大きく変わる。
ブレーキローター 6年/6万km 60000円 10000円
備考:使い方により交換時期は大きく変わる。
タイヤ 4年4万km 50000円 12500円
備考:使い方により交換時期は大きく変わる。タイヤをネットで購入して持ち込んだ場合。ショップにタイヤの購入と交換をあわせて依頼するとより高額になる場合が多い。

合計:37,500円/年

国産車と比べると、ブレーキパッドとローターの寿命が少々短く感じるはずです。

欧州車はパッドとローターを消耗しながら制動力を確保しているため、絶対的に寿命が短いです。それでも年間の維持費の試算は数万円程度です。ショップに依頼する場合には、車検やいくつかの整備項目をまとめることで工賃が節約できるでしょう。

快適性を高めるメンテナンス

快適性を高め、BMWらしい気持ちよい走りを取り戻すためのメンテナンス項目です。

安全性にも関わる部品ですが、ここでは快適性を高めるメンテナンスとして紹介します。

ショックアブソーバー・マウント

ショックアブソーバーとそのマウントです。どちらも快適性に大きくかかわるほか、走行安定性にも関係します。

ショックアブソーバーの交換には以下の3つの方法があります。

  • 純正品を使う
  • 社外の補修用部品を使う(純正と同等品とされている社外部品)
  • 社外のサスペンションキットを使う(純正より性能を特化させた社外部品)

まともにディーラーで購入する純正品を買うと、とんでもない高額になってしまいます。社外の補修部品が、ビルシュタインやモンロー、ザックスなどの有名メーカーから用意されていますので、それらの使用をおすすめします。

価格はネットで買えば50,000円~70,000円ほど。ショップに依頼しても100,000円はしないはずです。マウントは同様に前後あわせて30,000円ほどでしょう。

3番目の選択は、カスタムの領域ですね。価格も100,000円~と幅広いですが、ここでは言及しません。

工賃は、20,000円~40,000円程度と、ショップにより幅があると思います。

 

ショックアブソーバーの劣化は、4年4万kmあたりから出始め、完全に劣化するのは7年7万kmくらいでしょう。これは乗り方によって多少変わることがあります。

サスペンションアーム・ブッシュ

サスペンションアームや、アームの連結部に使われるブッシュです。

ショックアブソーバーとあわせて交換できると理想ですが、ショックアブソーバーよりは長持ちしますので、ショックアブソーバーの交換2回に1回と考えて良いかもしれません。

ただし、そうすると交換するころには完全にボロボロです。

アームの本数や価格、ブッシュのみ交換できる場所の有無など価格は幅広いですが、基本的に新しければ新しいほど交換費用は高額になります。理由は、アームの本数が増えたことや、ブッシュのみの交換ができず、アームごとの交換が必要なこと、そして素材がアルミへと変わったことです。

 

ピンポイントで主要部品だけを交換するのがおすすめで、ショップでの相談や十分な検討をおすすめします。すべてを交換すると、部品代だけでも200,000円はくだらないでしょう。予算に余裕があり、走りの質感を回復させたい時に、予算を決めてショップに相談に行くのが良いでしょう。

エンジンマウント

10万kmころから劣化が気になり始めます。

15万kmにもなると、アイドリング時の振動がかなり気になり始めます。

そんな時に交換したいのがエンジンマウントです。

セットでミッションマウントも交換するのがおすすめです。

エンジン自体に問題がない限りは、アイドリング時の振動がピタリととまり、効果を明白に実感できる部品です。

部品は15,000円~25,000円ほど、工賃は20,000円~30,000円ほどでしょう。

ミッションマウントとあわせて交換することで工賃を節約したいところです。

ミッションマウント

エンジンマウント同様、走行距離が伸びてくると気になる振動の発生の原因となります。部品は5000円ほど、工賃は工賃は20,000円~30,000円ほどでしょう。

エンジンマウントとあわせて交換することで工賃を節約したいところです。

故障および定期的な交換を推奨される部品(※注意あり)

以下の記事で、メンテナンスが必要な個所や弱点について詳しく紹介しています。

【BMWの維持】部品の故障とメンテナンスについて - 中古BMWに乗ろう!

「メンテナンスプランを考える」の項目では、どんな部品をいつ交換すべきか?いつごろから故障のリスクが上がり始めるか?が記載されています。

 

そのなかで、定期的な交換を推奨する部品として、以下のようなものをあげています。

※注意

  • これらはいつか故障する部品です。
  • 併記された寿命は目安であり、安全マージンを取った短めの期間です。
  • 例えば7年7万kmが寿命とあっても15年15万kmもつこともあります。
  • 寿命が長めの部品の寿命を迎える前に、大抵の人は車を乗り換えます。
  • 寿命が長めの部品は、10年10万kmくらいから気を付けていればOK。余裕がある人だけ予防整備すると良いです。
  • 寿命が長めの部品は、「20年20万km乗るぞ!」みたいな人以外は無視してもOKかもしれません。
  • 当記事内で紹介済みの項目も含まれます。
 DIYの場合
部品 寿命 費用 1年あたりの費用
エンジンオイル 1年1万km 7000円 7000円
エンジンオイルフィルター 2年2万km 2000円 1000円
エアクリーナーエレメント 4年 3000円 750円
エアクリーナーエレメント 4年 3000円 750円
ベルト 3年3万km 4000円 1300円
ベルトテンショナー・プーリー 7年7万km 15000円 2100円
ラジエーター 10年10万km 30000円 3000円
クーラント 4年 5000円 1250円
エキスパンションタンク 7年7万km 10000円 1400円
ウォーターホース 7年7万km 18000円 2500円
ウォーターポンプ 7年7万km 30000円 4200円
サーモスタット 7年7万km 10000円 1400円
水量センサー 7年7万km 2000円 280円
水温センサー 7年7万km 2000円 280円
バッテリー 5年 20000円 4000円
燃料フィルター 7年7万km 7000円 1000円

合計:32,210円/年

ショップの場合(ディーラーはより高額)
部品 寿命 費用 1年あたりの費用
エンジンオイル 1年1万km 19000円 19000円
エンジンオイルフィルター 2年2万km 2000円 1000円
エアクリーナーエレメント 4年 7000円 1750円
エアクリーナーエレメント 4年 7000円 1750円
ベルト 3年3万km 12000円 4000円
ベルトテンショナー・プーリー 7年7万km 35000円 5000円
ラジエーター 10年10万km 45000円 4500円
クーラント 4年 20000円 5000円
エキスパンションタンク 7年7万km 25000円 3500円
ウォーターホース 7年7万km 35000円 5000円
ウォーターポンプ 7年7万km 45000円 6400円
サーモスタット 7年7万km 20000円 2800円
水量センサー 7年7万km 4000円 570円
水温センサー 7年7万km 4000円 570円
バッテリー 5年 30000円 6000円
燃料フィルター 7年7万km 15000円 2100円

合計:68,940円/年

上記部品をすべて交換すると、使う部品の種別(こちらで詳説)にもよりますが、なかなか良い金額になります。注意書きにもある通り、寿命が長い部品に関しては、あまり気にしなくてもOKです。

また、ここにある部品は予防整備できると良いことに間違いはありませんが、通常は故障してから直す項目です。

ショップで直す場合には、修理項目をまとめることで工賃が安くなることがあります。

その他の故障の修理

定期的な交換を推奨される部品」で、多くの部品を網羅していますが、距離や時間では読みにくい部品も数多くあります。

オイル漏れ

最も代表的な故障として、オイル漏れがあげられます。

以下の記事で詳細に解説していますが、オイル漏れの修理は緊急を要さないものが大半です。是非修理を先延ばしし、別の修理と一緒に作業を依頼して工賃を節約しましょう。

なぜなら、オイル漏れの修理費用の大半は工賃だからです。

交換部品としては、安価なOリングであれば1,000円程度。

高価なホースだとしても10,000円程度です。

後者のホースは、部品点数にするとごく一部ですので、大抵の修理では部品代は微々たるものなのです。

 

オイル漏れは、3年目くらいで発覚しはじめることもありますし、10年以上長らくもつこともあります。渋滞が多い道を走ったり、短距離の移動が多いシビアコンディションであったり、オイル交換を怠っているとオイル漏れが起こりやすくなります。

軽症・重症の判断やオイル漏れに関する詳細についても以下の記事をご参照ください。

BMWのオイル漏れが発覚!修理が必要?緊急度や添加剤、安価な修理方法をご紹介 - 中古BMWに乗ろう!

センサー故障

こちらもよく聞く定番の故障ではありますが、なかなか距離や年数だけでは判断が付きにくいです。早いものでは新車保証期間内に壊れるケースもありますし、一方で10万km乗っても壊れないというケースもあります。

センサーは大抵、10,000円~40,000円ほどしますし、新しい車であればあるほど数も増える傾向にあります。

距離で劣化が判断できるものとしては、O2センサーがあげられます。10万km前後の型で、燃費が落ちてきた、パワーが落ちてきた気がする、たまに警告灯が点灯するが異常は感じない、という場合にはO2センサーが原因の可能性があります。

O2センサーを含め、大抵のセンサーは、壊れても車は動きます。しかし、燃費の悪化やパワーの低下など、様々な弊害が発生します。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

【BMWの維持】センサー故障の事例と緊急度一覧 - 中古BMWに乗ろう!

燃料ポンプ

燃料ポンプは、大抵10年10万kmくらいは問題なく使えます。

大抵の車は、20万kmでも問題ないでしょう。しかし、ここも個体差により、早めに壊れてしまうケースがちらほら見かけられます。

いつ壊れるとも予測が難しいのですが、部品代と工賃を合わせて、高くても50,000円ほどでしょう。

基本的には心配しても仕方がありませんし、不調を知ることや点検することは難しい部品です。事前に不調が出てくれればラッキー。突然死も多い部品です。

エアコンコンプレッサー

こちらも燃料ポンプと同様です。

30年前の車は故障しているものが多く、20年前だとそこそこ、10年前だと大半は元気です。なかなか過酷な環境で動いているパーツです。日本製の部品が使われているケースが多いです。

ここも個体差が多く、運次第です。

20年20万kmくらいから故障も出てくるでしょうが、それ以前に運悪く壊れてしまうケースもあります。もしかすると使用環境にも寄るのかもしれませんが、それを予想できるほどの知見はありません。

故障すると、コンプレッサーだけで済めば良いのですが、エアコン系統をすべて交換するケースが多いです。大抵は1か所が故障してしまうと、そこを交換しても次から次へ周辺部品が故障してきます。

すべて交換する場合には、20万円~30万円は見る必要があるでしょう。

ハブベアリング

タイヤの回転部についているハブベアリングです。

15年15万kmくらいで故障(異音)が出始めます。こちらも運や使い方によるところが大きいのか、10年10万kmを待たずに異常がでた例もありましたし、逆に17万km乗ったE46では全く異常はでませんでした。

異常があった1輪分だけの交換で部品をあわせて30,000円~40,000円ほどであることが多いでしょう。

維持費を抑えるコツ

不要なメンテナンスをしない

不要というと言い過ぎですが、優先順位をつけたり、本当に必要なメンテナンスかどうかをしっかりと調べて理解したうえで判断しましょう。

良心的なショップを探し出せば、こうした点も含めて提案してもらえます。

メンテナンスをまとめて工賃を節約する

点検で故障が見つかったり、自身で異常を見つけた場合には、すぐに修理せず今後のメンテナンスプランに付け加えましょう。(緊急度が高い場合を除く)

修理をする際、同じような場所にある部品の交換であれば、工賃を節約できます。また、修理をまとめることで、必然的に1度あたりの総額が上がりますので、値引きも期待できます。

ご自身で緊急度が判断できない場合には、点検に出すと良いです。

その後、故障に関して詳細な説明を受け、緊急度についても確認しましょう。

こちらの記事で紹介したような有名なショップでも、規模が大きいところでは点検料が取られてしまいます。点検料に納得がいかない場合には、事前に確認すると良いでしょう。

bmw200000.hateblo.jp

良い車を選ぶ

これがそう簡単にできたら苦労はしませんが、良い車を選ぶと修理に困ることもありません。僕は、最初の1台でやや失敗したものの、その後はなかなか良い車を選び出せているようで、そこまでお金がかかった記憶はありません。

車選びは、やはり経験が必要です。

また、素人はせいぜい展示車両から良い車を見つけてくることしかできませんが、良いショップに出会い、オークション会場で良い車を選んでもらうことが出来れば、良い車に出会える可能性も高まります。信頼できるショップであれば、そのショップで長らく整備してきた車を買うという手もありますね。

基本的なポイントについてはこちらで記事にしていますので、ご参考まで。

【中古BMW選び】車選びのコツとチェックポイント - 中古BMWに乗ろう!

自分の車(BMW)の状態を知ろう! - 中古BMWに乗ろう!

まとめ

ここまで、基本的なメンテナンスや車検、よくある故障などをまとめてきました。

すべてをショップに依頼した場合の維持費121,750円/年となりました。

一方で、DIYを駆使した場合の維持費は89,000円/年となりました。

数年に1回のメンテナンスを1年あたりに分けて計算しているため、実際の維持費には波があるはずです。ほとんど手がかからない年もあれば、もっと手がかかる年もあるでしょう。また、ショップによってはもっと安いところもあれば、高いところもあります。ディーラーであれば、この1.5倍くらいは見ても良いかもしれません。

この合計金額には、「快適性を高めるメンテナンス」「故障および定期的な交換を推奨される部品」を含めていません。

なぜなら、「快適性を高めるメンテナンス」は必ずしも必要ではなく、余裕があればやって方が良い項目だからです。また、「故障および定期的な交換を推奨される部品」は事実上の故障であり、目安まで寿命を紹介していますが、定期交換部品とは呼べません。

 

この維持費を見てどう感じるかは人それぞれでしょうが、やはり国産車よりはやや高い結果になるかと思います。故障の頻度次第ですが、国産車と同等~2倍程度を覚悟すれば、十分に乗ることが出来ます。もちろん悪い車にあたると、買ってすぐに修理に次ぐ修理で維持費が跳ね上がることもありますから、良い車を探しだすことが最も重要です。年間10万円。毎月1~2万円も積み立てておけば余裕で維持することができます。

 

維持に不安を持ち始めた方には、ここら辺の記事がおすすめです。

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